今日は一日だけ、文化庁所轄のとある法人のとある土木工事の現場に来た。
すぐに気付いたのだが、現場の敷地に隣接した自宅の二階から、現場内をずっと覗き込んでいる老人がいた。
近所のクレーマーらしい。
こういう輩に係るとロクなことがないので、私は初めに軽く会釈してからは極力目を合わさないようにしていた。
午後の三時過ぎ、作業が終わり、搬入車両も終わったので、帰り支度を始めた。
すると、監督がやって来て、この現場は作業員も含めて、すべての人間が5時まで帰れないと告げられた。
何もすることがないのに、ただ5時まで待機しなきゃいけないのだ。
ガードマンだけならまだわかる。
作業がなくても巡回とかの保安があるので仕方ない。
だが、この現場は作業員も全員残るのだ。
理由を聞くと、近隣の一人から「税金を使って工事をしているのに、何で5時前に帰るんだ？」という苦情が役所の方にあったらしい。
二階の物干し台に陣取って、朝からずっと現場内を監視している、あの哀れな老人だ。
他に何か趣味を見つければいいのに。
あ、この意地悪が趣味なんだ。。。(‘〇’;)
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