TikTokを見ていたら、甲府市殺人放火事件の加害者の母親を映す動画が流れて来た。
テレビで放送された番組のようだ。
甲府市殺人放火事件というのは、当時19歳のEが被害者宅に押し入り、1階で就寝していた男性A1(55歳)とその妻A2(50歳)を殺害し、物音を聞いて1階へ降りて来た次女A4(14歳)に怪我を負わせ、証拠隠滅のために火をつけてA1宅を全焼さた事件。
動機は当日2階にいた長女A3(17歳)に交際を申し込み断られたため、一家全員を殺害しようとした犯行のようだ。
これだけ見ると、死刑しかないだろうと思うが、息子の死刑判決が出た瞬間、「この判決は納得できない」と泣き叫ぶ母親の姿を見ると、やはり息子がどんな犯罪者でも母親なんだなとやるせない気持ちになる。
でも、息子の死刑判決にそれだけ泣き叫ぶことができるなら、被害者遺族の気持ちもわかるはずだが。
弁護人は判決を不服として控訴したが、同日中に、Eは控訴を自ら取り下げ死刑が確定した。
そう考えると、更生は可能だったのかも知れないとも思う。
だが、被害者遺族の感情を考えたら、やはり死刑は廃止すべきではないと思う。
加害者に対しては、この世に存在していてほしくないだろうから。
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