業界シェアNO.1と導入シェアNO.1の熾烈な戦い?
最近ではグリーンサイトからBuildee(ビルディー)に変えるゼネコンが増えているらしい。
グリーンサイトもBuildeeも簡単に言えば、建設現場における施工管理業務をサポートするクラウドサービスだ。
日々の調整会議における作業間連絡調整や入退場管理、安全書類作成などの機能を網羅している。
以前はグリーンサイトしかなかったので独壇場だったが、最近ではBuildeeが急速にシェアを拡大しているようだ。
その一番の理由が、協力会社の参加だ。
グリーンサイトは、協力会社の初期設定料金が10,000円で、ID利用料(1名プラン)が4,800円/年なので、協力会社が直接契約をしなかった。
するのは1次請けまで。
建設業界では現場で働く人間は協力会社の人間、という事実を知らなかったわけでもないだろうに。
3次請け4次請けの下請け業者はざらに存在する。
一方のBuildeeは、協力会社利用料を無料にしたため爆発的にシェアを広げた。
事実、戸田建設や安藤ハザマは、グリーンサイトから完全にBuildeeに乗り換えてしまった。
初期設定料金(元請は30万円)を捨ててでも、協力会社利用料が無料で、協力会社が参加できる方がメリットが大きかったのだろう。
現在グリーンサイトだけしか契約していないのは、長谷工コーポレーションと前田建設工業だけだ。
後は2つを併用しているようだが、これは時間の問題だと思う。
グリーンサイトとBuildeeのシステムに優劣を決めるほどの差はないので、併用する意味がない。
協力会社利用料を無料にしない限り、この流れは止まらないと思う。。。(-“-)
グリーンサイトとBuildeeの採用状況(大手ゼネコン5社と準大手ゼネコン10社)
グリーンサイト | Buildee | |
鹿島建設 | × | 〇 |
大林組 | 〇 | 〇 |
清水建設 | 〇 | 〇 |
大成建設 | 〇 | 〇 |
竹中工務店 | × | 〇 |
長谷工コーポレーション | 〇 | × |
フジタ | 〇 | 〇 |
五洋建設 | × | 〇 |
戸田建設 | × | 〇 |
前田建設工業 | 〇 | × |
安藤ハザマ | × | 〇 |
三井住友建設 | × | 〇 |
西松建設 | 〇 | 〇 |
熊谷組 | 〇 | 〇 |
東急建設 | 〇 | 〇 |
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