
今日は前にも来たことがあるガスの引き込み工事の現場。
と言っても、途中で移動するらしく、勤務指示のメールにも2ヶ所の住所が書かれていた。
1ヶ所目が無事に終わり、ガードマンの移動をどうするか職長が考えた。
5人のうち3人は作業員の2台の車に乗って、2人は電車で移動することになった。
電車移動組には「ゆっくり来ていいから」と気休めな言葉をかけた。
2ヶ所目の作業は、けっこう時間がかかり、18時近くになってもまだ埋め戻しが始まっていなかった。
今日は残業かな、そんなことを考えていると、ガードマンの一人、Hくんが私の所に来て「今日夜勤があるんで、18時で上がらせてもらえませんか?」と言う。
「3人いれば何とかなるから、いいんじゃない。職長に聞いてみるよ」
職長に「今日夜勤がある人間がいるので、18時で上がらせてもいいですか?」と聞いてみた。
「おお、いいよ」
まぁ断る理由もないから、いいに決まってる。
Hくんのところへ行って「いいって。お疲れ様」と伝えた。
Hくんは道路脇で着替えを済ませ「お先に失礼します」と言って帰って行った。
事件はその後に起こった。
血相を変えて職長がやって来た。
「あと一人、どうした?」
「帰りましたけど」
「写真撮ってないじゃん」
「え~!」
そんなこと聞いてないし、自分がいいって言ったじゃん。
それに前回は写真撮らなかったと思うけど。
「どうします?」
「いや、連れ戻してよ」
仕方なく駅まで私が猛ダッシュで追いかけた。
駅の手前で追い着いて訳を話し、何とか戻ってもらうことに成功した。
作業員の車の前で5人の写真を撮り終えて、「もう帰してもいいですか?」と職長に聞いた。
「おお、いいよ」
わるかったの一言もなしかよ。
Hくんに「ホント、ゴメンね」と私が代わりに謝って、帰ってもらった。
私が一息ついてホッとした瞬間だった。
再び血相を変えて職長がやって来た。
「あと一人はどうした?」
「帰りましたよ」
「1ヶ所目の写真、撮ってないじゃん」
そんなの知らないし。。。(;¬_¬)
「1ヶ所目の場所に戻るんですか?」
「いや、背景を変えてここで撮るから」
結局嘘写真じゃん。
撮る意味あんの?
再度、私は猛ダッシュでHくんを追いかけ連れ戻した。
別の車の前で写真を撮って、「もう帰してもいいですか?」
「おお、いいよ」
だから、わるかったの一言くらい言えって。
2枚目の写真を撮り終えた頃には、もうすっかり日が暮れていて、すでに19時を回っていた。(‘〇’;)
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