一流の職人の条件は、
①仕事が早い
②仕事が正確
③仕上がりが綺麗
の3つ。
が、この3つはゲートの外にいるガードマンには、確認のしようがない。
でも、一流の職人を見分ける方法ならある。
①ガードマンに挨拶をするかしないか。
ガードマンが挨拶をしても答えない人間は、まず仕事ができない。
もちろん挨拶する人間にも三流はいるが、挨拶をしない人間は間違いなく三流の職人だ。
理由は言うまでもないが、ガードマンに敵意を持たれて得なことは何もない。
搬入車両が立て込んでいる時、自分たちの搬入車両をねじ込みたくても、私なら絶対に入れない。
挨拶をしないということは、事前に搬入車両も言って来ないので、入れる必要もない。
当然こういう職人はゼネコンの職員に泣きつくが、事前にガードマンに言わなかったという落ち度があるので、恐れることはない。(挨拶をしないからとは口が裂けても言わない)
それで現場をクビなったら、その程度の現場ということ。
幸い未だクビになった現場は一つもない。
②他業者に気配りができるかどうか。
材料や道具の置き場所一つ取ってもそうだ。
ここに置いたら他業者が作業しにくくなるだろう、と思えばそんなところには置かない。
片付けや掃除も、次に入る業者のことを考え、最後はまっさらの状態で引き渡す。
三流の職人ほど切り粉やゴミをそのまま放置して逃げる。
③段取りに無駄がないかどうか。
要は先を読めるかどうかだ。
ガードマンに搬入車両を伝えるのは、段取りの一つ。
自分たちの材料の搬入をスムーズに行えれば仕事もはかどる。
一流の職人の段取りは見ていて感心する。
感動さえ覚える。
ある人が言った。
工事現場の要(かなめ)はガードマンだ、と。
どんなに一流の職人がいても、どんなに有能な現場監督がいても、材料が搬入できなければ何も始まらない。
その搬入を司るガードマンが要だ、と確か言ったような気がする。
現場の要であるガードマンに挨拶をしないとは何事だ!ヽ( ゜ 3゜)ノ
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