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止められるガードマン

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止められないガードマンには2種類ある。

一つは、経験と技術不足で、何処が危ないポイントなのかがわかっていない人。
花壇の縁石を壊したケースがそれだ。
このままハンドルを切れば、花壇の縁石を踏みそうだ、と思えばそこを見る。
見れば止められる。
思わないのは経験不足なのだ。

もう一つは、ガードマンの資質がない人。
Tさんの場合がそうだ。
おそらく何度やっても止められないと思う。

何故止められないんだろうと考えたが、明確な答えは出なかった。
思うに、予測するのが苦手なのかもしれない。
ぶつかってから「ストップ」と言うのは簡単だ。
でも、これから先の未来、ぶつかるだろうと予測して「ストップ」と言うのは勇気がいる。
だってぶつからないかも知れないから。

私の場合、「ストップ」と言うタイミングが早すぎたり、ぶつかると思って止めたけど、冷静に考えたら、まだ大分余裕があったなんてことはしょっちゅう。
その都度運転手から「余裕でかわせるでしょ」とからかわれたりする。
私は「そうですね。余裕でしたね」と愛想笑いでごまかす。
それでいいと思っている……ぶつけるよりマシでしょ?

だいたいガードマンが「ストップ」と言って、必ず止まるとは限らない。
「ストップ」の声が、運転手に聞こえないかも知れない。
聞こえたとしても、ブレーキを踏むタイミングが遅れるかも知れない。
それを考えたら自ずと「ストップ」の声は早めになる。

「早すぎましたね」と愛想笑いでごまかせばいい。

「あれ? これどうしよう。止めた方がいいかな?」

迷った時には、止める。。。

「止められないガードマン」よりも、私は「止められるガードマン」を目指す。。。ヽ( ゜ 3゜)ノ

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