先週、一度来た解体現場。
隊長はSさん。
前回、いきなり近隣が現場に怒鳴り込んで来た。
聞くところによると、現場裏のマンションのオーナーらしい。
当時は地下躯体をブレーカで斫っていたので、振動と騒音がひどかった。
苦情も仕方ないが、裏のマンションのオーナーの怒りは半端なかった。
「いますぐ工事を中止しろ。さもないと訴えるぞ!」
隊長のSさんに聞くと、あのオーナーが怒鳴り込んで来るのはしょっちゅうらしい。
近隣にこういう人がいると、大変だ。。。(-“-)
今回もあのオーナー、来るかな?
半分ドキドキしながら現場に着いた。
前回やっていた地下躯体の解体はすでに終わっていた。
その代わり、今日から隣にあるもう一つのマンションの解体が始まるらしい。
また苦情が来なけりゃいいけど。。。
そう思っていると、予想通り裏のマンションのオーナーが現れた。
「おはよう」
え?……今、おはようって言った?
どういうこと?
明らかに前回とは表情が違う。
笑顔すら見せてる。
その理由はすぐにわかった。
自分のマンションの住人が、引っ越す際に置いていった粗大ごみをこっちの現場で処分してもらうという話がついているらしい。
裏のマンションから次々と粗大ごみが運ばれて来る。
しかも運んでいるのは、解体屋の若い衆だ。
あんだけ怒鳴りまくっていたのに、よくもこんなこと頼めるな。
こっちの現場も、裏のマンションからの苦情が完全になくなるので引き受けたんだろうけど、今までの苦情は何だったのか?
つくづく思う。
近隣は神様じゃないって。。。(-“-)
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