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異常なほど神経質な管理人

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今日はガスの引き込み工事で通行止めだった。
一方通行の入口と出口に1人ずつ。
配管の埋設箇所に2人の計4人。
出口にも立つのは、住民の車を逆走させるからだ。

私は現場が見えない出口のポジションを任された。
住民の車が来たら、無線で逆走することを伝える。
ただそれだけだ。
ほとんど住民の車はなく、暇なポジションだった。

私はとあるマンションの前で、立哨していた。
道路工事にありがちなのは、カバンを自分のポジションの傍に置いて、自分で管理するのが当たり前になっている。
私もマンションのブロック塀の前にカバンを置いておいた。
もちろんマンションの出入り口付近は避け、邪魔にならないところへ置いた。

すると中から管理人が出て来て、「うちのマンションの前にカバンを置かないでくれ」と言う。
こういう苦情もたまにあるので「あ、すみません」と隣のマンションの前に置いた。

隣ならいいのか?

そもそも私が置いていた場所は、公道でマンションの出入りに邪魔でないなら管理人がとやかく言える立場ではない。

「自分の家の前の道路は、自分の土地」だと思っている人間は意外と多い。

管理人がいなくなってから、何気なくエントランスの中を覗いた。
掲示板に何やら張り紙がいっぱい貼ってある。
ほとんど張り紙で埋め尽くされている。
こういう場合、よほど問題を起こす住人がいるか、よほど神経質な管理人がいるか、どちらかだ。
まぁ、答えはすでにわかっているけど。。。(-“-)

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